ジョイエブリタイム株式会社

渞 忠之 × Mr.Gentleman EYEWEAR - 2023SS ルック写真 in TOKYO

渞 忠之 × Mr.Gentleman EYEWEAR - 2023SS ルック写真 in TOKYO

2023/09/20

FEATURE記事にて『Mr.Gentleman EYEWEAR(ミスタージェントルマンアイウェア)』の新作紹介が終わったこのタイミングで、これらのルック撮影がどのように行われたのか、撮影を担当した写真家をご紹介するとともに、その舞台裏を写真と合わせてお伝えしたい。

渞忠之という写真家

今回『Mr.Gentleman EYEWEAR』のルック撮影を行ったのは、日本人写真家の渞忠之(ミナモトタダユキ)。

 

▶︎渞忠之公式ウェブサイト

 

「渞忠之写真事務所」を主宰する渞忠之は、スチールに限らず映像作品も制作する、業界では引っ張りだこの人気カメラマンだ。「Mr.Children」や「中村中」らのPVをご覧になったことがある方も多いかもしれない。

|撮影中の渞忠之氏

渞忠之の画は、人物(ポートレイト、ファッション)、静物(美術、工芸)、空間、建築、風景まで幅広いジャンルの撮影対象を、独自の光の技術で捉えた存在感ある表現が特徴。また、舞台、美術をはじめとした日本文化全般に造詣が深く、それぞれのジャンルのアーティストとの長期にわたる親交は、図録やポスターの制作のみならず、企画展示の共同作業としても結実している。

 

公式サイトの「PROJECT 00」を是非ご覧いただきたい。「女形」と称されたその作品群は単なる写真ではなく、役者自身と役の狭間にある世界、現実と虚像を行き来する精神そのものまで表現しているように見えないだろうか。もはや芸術作品というべきその独自の写真は、海外の美術関係者の関心も高い。

|渞忠之氏作品(掲載元:http://tmphoto.jp/pj00-gallery.html)

また先にもご紹介したとおり、スチールに限らず映像作品も多く手がけており、NHKの8K映像制作への参加やmusicPVの制作など、映像作品においても渞忠之の作品を目にする機会は多い。またその発表媒体においても、広告、エディトリアル、web等、ボーダーレスに活動の場を広げているのが特徴的だ。

 

担当写真書籍に「deja-vu Paris」「月喰。」「BALLERINE」「GODAI」。主な書籍に野村萬斎「狂言サイボーグ」千宗屋「茶味空間」「森田空美のきもの美巡礼」「もののみごと」(田中敦子、共著)。主なPVに「Mr.Children」「中村中」がある。

その写真作品のボーダーレスな魅力

この記事を読んでくださっている方の中には「この名前どこかで見たことがある…」と感じている方がいるかもしれない。あるいは、そうと気付かず既に渞忠之作品を持っている方もいるかも?

 

実はFEATURE記事でもご紹介をしてきたクリーニングクロス専門ブランド『Metropolitan Crossbottle(メトロポリタンクロスボトル)』が、過去に何度かコラボレーションしたことがある写真家なのだ。

 

既に完売してしまっているが「CAMEARA / 渞 忠之」や「俳優 米倉涼子 × 写真家 渞忠之 × MetropolitanCrossbottle」が、渞忠之作品によるデザイン。どちらもモノクロ写真ながら、いやそれゆえに光が印象的な写真で、平面であるクロスに不思議な奥行きをもたらしている。渞忠之作品の芸術性を、これらからも感じていただけるのではないだろうか。

実は今回の『Mr.Gentleman EYEWEAR』ルック撮影のディレクションには、『Metropolitan Crossbottle』のデザイナーGUSSYも関わっている。そんなメガネ業界的にアツい?今回のルック……お待たせしたが、ここからは写真をたっぷりお楽しみいただきたい。

渞 忠之 × Mr.Gentleman EYEWEAR

今回のルックにおいても、渞忠之のもつ光を捉える技術、そしてそれを最大限魅力的に魅せるセンスが発揮されているように思う。またアイウェアという物質的な硬い質感と、人肌の温かな質感との対比が美しい。相反する2つの質感が画面上で美しく溶け合う様子は、やはり写真ならではの表現だろう。

ただ単に「アイウェアをかけたお洒落なファッション写真」ではなく、もっと深いところへ「人がアイウェアをかける意味」を問いかけるような写真たちは、私たちメガネユーザーをまだ見ぬ世界へと誘ってくれるようだ。

Mr.Gentleman EYEWEAR in TOKYO

実は『Mr.Gentleman EYEWEAR』が東京でルック撮影を行うのは、今回が初めて。前回はNYだった。

 

しかし我々の最も身近にある都市という点で東京は、「憧れを生み出すもの」をコンセプトにアイウェアを展開し続ける『Mr.Gentleman EYEWEAR』の世界観とよく合っているように思う。

情報が絶えず発信される密度の高い都市。それはファッションにおいても然り。流行はいつだって、ここから生み出される。SNSが当たり前になった現代において世界と繋がることは容易になったといえど、やはり最初に「憧れ」をもたらすのはやはり東京なのかもしれない。だから我々は様々な期待と不安を抱きつつ、吸い寄せられるようにその地に立つのだ。そして、世界の都市と比較すると非常に清潔でありながら、しかしクリーンなだけに止まらない街の表情もまた、ブランドに合っている。端正でありつつも、ビンテージへのリスペクトと革新性を融合させる『Mr.Gentleman EYEWEAR』。そのレンズは東京という街を、我々の「憧れ」を、どう写すのだろう?

渞忠之により、単なるルックブックではなく、問いを与えてくれる作品として昇華された『Mr.Gentleman EYEWEAR』の最新作たち。今一度その世界に触れ、自分の「憧れ」について考えてみたい。

山田ルーナ - 文

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